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【開催報告】第 3 回「貴社に最適なサーキュラーエコノミーのアクションプランを描く 選べるセッション&個別相談会」

2025 年 11月 21 日、全3回サステナビリティ経営をともに実現するセミナーの第3弾「貴社に最適なサーキュラーエコノミーのアクションプランを描く 選べるセッション&個別相談会 」を開催しました。


今回は、これまでの学びを振り返りつつ「自社の取り組みをどう前進させるか」に焦点を当て、少人数限定の会場開催で、実践的な対話と相談の場を設けました。テーマ別セッションでは、企業がサーキュラーエコノミー(以下CE)を推進する際に直面する課題を軸に、事業戦略への統合やサービス化、DX活用、社内外連携など、具体的なアプローチをCircular Co-Evolution連携5社(注1)が紹介しました。さらに、個別相談会では、連携5社との対話を通じて、参加者は自社課題に沿った具体的なアドバイスを得ることができました。セミナー終了後の懇親会は、情報交換やネットワーキングを通じて、参加者同士の交流を深める場となりました。

注1)三井住友ファイナンス&リース、アミタ、アビームコンサルティング、サーキュラーリンクス、GXコンシェルジュ



会場の様子


関連情報




参加者の声(事後アンケートより)


セミナーの事後アンケートに寄せられた、参加者の皆さまの声をご紹介します。


  • 自社の課題が一般的なものであることを再認識し、言語化できていなかった部分を理解できた

  • 個別相談を通じて、今の取り組みを次に生かすための道筋を描けた

  • ロードマップ作成やストーリー設計に役立つ具体的なアドバイスを受けられた

  • 「売上増ではなく利益増を目指す」という考え方に強く共感し、自社の方針との親和性を確認できた

  • 他社事例を参考に自社の目標設定を見直すきっかけになった

  • 相談会での対話を通じて、社内に還元できる具体的なアクションのイメージが湧いた


【テーマ別セッション】


CEの構想領域から実装領域における課題に対応する4つのテーマで、各30分のレクチャーとディスカッションを実施しました。参加者は興味のあるテーマを選択し、メモを取りながら真剣に耳を傾ける姿が多く見られました。本開催報告では、各テーマでの要点をお伝えします。

テーマタイトル

  • テーマ1:CEを事業戦略に融合し、コストから投資へ転換する事例と実践方法

  • テーマ2:顧客価値視点で発想するサービス化の事例と実践方法

  • テーマ3:DX活用による業務合理化とCE推進の事例と実践方法

  • テーマ4:部署横断×外部連携で進めるCEの事例と実践方法


〇テーマ1:CEを事業戦略に融合し、コストから投資へ転換する事例と実践方法

企業では、全社レベルで価値創造ストーリーの整備が進んでいますが、事業戦略との接続はまだ十分ではありません。短期的な成果が優先される一方で、中長期リスク対応のCE施策は評価されにくいという課題があります。本セッションでは、解決の鍵として、CE施策の目的を事業戦略と結び付けて言語化する「Narrative(ナラティブ)」と事業価値への効果を測る「定量化」という2つの要素を紹介しました。


さらに、非財務資本を財務指標と結びつける実践例として、アミタによる取り組み(MEGURU STATIONRインパクトレポート)と、他社・自治体の事例(株式会社マツキヨココカラ&カンパニーの統合報告書や瀬戸内市の価値創造プロセス)を取り上げ、CEを「コスト」から「投資」へ転換する方法を具体的に示しました。


Narrative+定量化を作り上げるステップ(講演資料から抜粋)




〇テーマ2:顧客価値視点で発想するサービス化の事例と実践方法

本セッションでは、製造業における資源循環型PaaS(Product as a Service)モデルへの転換と、顧客価値を起点としたサービス化の実践事例に焦点を当てました。市場の成熟化や資源調達リスク、規制強化を背景に、モノの販売から「機能・成果+回収・再利用までを含む利用サービス」への移行が進んでいます。Circular PaaSモデルは、収益構造や資本効率、資源リスク対応の面でメリットがあり、顧客課題に応じたサービス設計が重要です。


他社事例として、 日本ヒルティ株式会社(Hilti Corporation)の電動工具フリート契約(注2)による運用支援とリファービッシュ等の事例も取り上げ、運用全体を支えるサービス基盤と、回収・再利用を組み合わせた循環型サービスの具体的な取り組みを紹介しました。さらに、三井住友ファイナンス&リースによるメンテナンス付きリースや法人向けPC・家電のリファービッシュ事例も取り上げ、長期利用・再資源化を促進するサービスモデルの構築方法についても議論されました。

注2)企業が必要な電動工具を購入ではなく、一定期間利用するために契約する仕組み。保守・修理・交換などのサービスが含まれ、運用コストの平準化や最新機材の利用が可能になる。


資源循環型PaaS(サービス化)の概論まとめ(講演資料から抜粋)




〇テーマ3:DX活用による業務合理化とCE推進の事例と実践方法

サーキュラーには、新規事業を創る「攻め」と、既存ビジネスを循環化する「守り」があります。本セッションは「守り」である、原材料の調達から再資源化までのサイクルを確実に回し、持続可能な事業を実現するためのDX活用に焦点を当てました。ポイントは、廃棄物管理から再生資源調達までを一気通貫で合理化し、データを可視化・蓄積することです。廃棄物データは資源循環、コスト管理、法規制対応、社内外の合意形成の「ものさし」となります。事例として、電子部品メーカーのゴール設定と進捗管理、自動車メーカーの経済合理性の定量化、航空会社・飲料メーカーの規制対応とグループ資源管理の両立を紹介し、システム導入やBPO活用による実践的アプローチを示しました。


なぜ、廃棄物データは重要なのか(講演資料から抜粋)




〇テーマ4:部署横断×外部連携で進めるCEの事例と実践方法

CE推進には、複数部門の協働や外部パートナーとの連携が不可欠です。社内調整や取引先・同業他社との協業、法規制対応など多くの課題があり、特に製品回収モデルでは回収量・品質の確保、素材・製品の再設計、パートナー協業、遵法性の担保が重要です。本セッションでは各課題への対応ポイントを述べ、特に回収量・品質確保とパートナー協業の事例として、キユーピー×味の素のマヨネーズボトル水平リサイクル、ニチレイ×TOPPAN×アミタの食品包装回収など、業界や地域を超えた連携による資源循環の取り組みが紹介されました。


仲間づくりのポイント(講演資料から抜粋)




【個別相談会の様子】


テーマ別セッション終了後、共催5社と参加者による個別相談会を実施しました。各社の課題や「ありたい姿」をベースに、次のアクションを検討する対話が活発に行われ、「自社のCE取り組みの現在地を明確化できた」「当社のビジョンと提案との親和性を感じた」「課題を見える化することの重要性を再認識した」といった声が寄せられました。また、「ロードマップ作成に役立つ意見交換ができた」など、実務に活かせる学びも多く、参加者からは「色々お話を聞いていただけてよかった」との感想もありました。

その後の懇親会では、参加者同士の交流が自然に生まれ、ネットワーキングの場としても有意義な時間となりました。


個別相談会の様子




なお、当日ご参加いただけなかった方で、セミナーの概要と貴社の抱える課題を照らし合わせながら意見交換をご希望の場合は、ぜひ下記よりお問い合わせください。 個別のご相談にも対応しておりますので、お気軽にご連絡ください。





 
 
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